市街地エリア | キュレーター:有馬かおる

ヤグチユヅキ

やぐち ゆづき

2002年、宮城県石巻市生まれ。石巻市在住。エンジニア・トラックメイカーとしても活動する。主にサンプリングを用いた制作を行う。主な展示として、「新しい民話のためのプリビジュアライゼーション」 (2018・石巻市・南浜)、「お前からはいつだって予感がする」(2019・東京・画廊跡地)がある。
人は変化を目の当たりにする事で経過した時間を実感できる。石巻の街は変わり続け、8年という時間の重みを感じさせる。震災前は閑散としていた中心街も開発や人の流入によって賑わいを取り戻している。かつて、大震災の象徴とされた石巻は「復興」しているんだろう。しかし、同じく大震災の象徴とされた海には高い堤防が立ち、人の目に触れることはなくなってしまった。僕は音声をサンプリングし、瞬間を切り取る。切り取った瞬間を積み重ねていけば止まってしまった時間も取り戻せるかもしれない。