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交信・声なき声を聴くためのレッスン

交信

声なき声を聴くためのレッスン

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配信プログラム一覧
内容は3月20日時点での情報ですが、やむを得ず変更になる場合があります。
最新情報は随時このページに更新していきます。

ARTIST

参加アーティスト一覧

STATEMENT

交信 ―
声なき声を聴くためのレッスン

キュレーター:窪田研二

本プログラムは2019年に開催された前回の Reborn-Art Festival(以下RAF)から、2021年に開催予定の『RAF2021』への架け橋としておこなわれるオンラインプロジェクトです。

2021年は東日本大震災から10年目の節目の年となります。

10年前、巨大津波によって石巻では多くの尊い命が失われました。 あの日から10年。 生き残った人たちは、あの日以前の記憶や、あの日以降の思いを抱えながら懸命に生きてきました。 そこには一人ひとりの切実な物語があり、どれ一つとして同じものはありません。 そうした物語は、私たちには直接聞くことの出来ない無数の尊い声であり、私たちには直接見ることの出来ない無数の尊い思いです。

2019年の石巻の様子

本プロジェクトでは、『交信ー声なき声を聴くためのレッスン』と題して、詩の朗読や歌、対談やパフォーマンスなど、様々なプログラムを3回にわたって配信します。 RAFの開催地である石巻を軸に、霊や動物、自然、他者など、私たちが日常触れることのない、世界に生息するあらゆる「声なき声」に対し、アーティストたちの表現を通じて「交信」するためのささやかなレッスンです。

青葉市子『風の部屋』RAF 2019 より

見えないもの、聞こえないものに意識を向け、想像力を働かせること。 それは現在、世界中で新型コロナウィルスの感染拡大によって、環境問題や分断、あるいは差別など、さまざまな問題が顕在化し、世界のありようが急激に変貌している今だからこそ、緊急の課題でもあると言えます。

本プロジェクトをご覧いただくことで、
この世界をより身近で親密なものに感じられるようになれば幸いです。
交信 ― 声なき声を聴くためのレッスン
キュレーター
窪田研二 / KENJI KUBOTA
上野の森美術館、水戸芸術館現代美術センター学芸員を経て2006年よりインディペンデント・キュレーターとして活動。 2012年−2016年、筑波大学芸術系准教授として創造的復興プロジェクトに参加。 政治、経済といった社会システムにおいてアートが機能しうる可能性をアーティストや大学、企業などと協働し、様々な文化的フォーマットを用いて試みている。 「X-color グラフィティ in Japan」(水戸芸術館現代美術センター、2005年)、「マネートーク」(広島市現代美術館、2007-2008年)、「六本木クロッシング2010−芸術は可能か?」(森美術館、2010年)、「Don’t Follow the Wind」(福島の帰還困難区域内某所、2015年-)、「Asian Art Biennale」(国立台湾美術館、2017-2018年)他、国内外の展覧会キュレーションを多数手がける。 現在、学習院女子大学非常勤講師、川村文化芸術振興財団理事。

吉増剛造

Gozo Yoshimasu

詩人。 1939年東京生まれ。 1945年慶応義塾大学文学部卒業。 大学在学中に詩誌「ドラムカン」に拠って、疾走する言語感覚と破裂寸前のイメージで、60年代詩人の旗手として詩壇に登場。 1964年、第一詩集『出発』刊行以来、半世紀にわたって、日本各地、世界各地を旅して、さまざまな土地の精霊や他者の声を呼び込んだ詩空間へとフェーズを変えながら、現代詩の先端を拓きつづける。 詩集に『黄金詩篇』『草書で書かれた、川』『オシリス、石ノ神』『螺旋歌』『怪物君』など多数。 また『わたしは燃えたつ蜃気楼』『生涯は夢の中径――折口信夫と歩行』など多数の評論があり、朗読パフォーマンスの先駆者としても国内外で活躍。 近年は、『表紙 omote-gami 』(毎日芸術賞)などの自身の詩と組み合わせた多重露光の写真表現や、「 gozo-ciné 」と呼ばれる詩のドキュメントを表す映像作品、銅板に文字を打刻するオブジェ制作など、視聴覚をはじめ五感を研ぎ澄ませた未踏の領域を切り拓いている。 2015年文化功労者、藝術員賞・恩賜賞を贈られる。 日本藝術院会員。 2016年に東京国立近代美術館にて「声ノマ 全身詩人、吉増剛造」展、2017年から2018年に、足利市立美術館、沖縄県立博物館・美術館、松濤美術館にて「涯テノ詩聲 詩人吉増剛造展」が開催される。

青葉市子

Ichiko Aoba

音楽家。 1990年1月28日生まれ。 2010年にファーストアルバム『剃刀乙女』を発表以降、これまでに6枚のソロアルバムをリリース。 うたとクラシックギターをたずさえ、日本各地、世界各国で音楽を奏でる。 近年は、ナレーションやCM、舞台音楽の制作、芸術祭でのインスタレーション作品発表など、さまざまなフィールドで創作を行う。 活動10周年を迎えた2020年、自主レーベル「hermine」(エルミン)を設立。 体温の宿った幻想世界を描き続けている。 12月2日 、”架空の映画のためのサウンドトラック”として、最新作『アダンの風』を発表した。 2021年6月21日には渋谷 Bunkamura オーチャードホールにて、アルバムの録音に携わったメンバーと共に室内楽編成によってコンサートを開催。

花崎 草

Kaya Hanasaki

東京生まれ。 現在は日本を中心にアジア各国を拠点に活動中。 パフォーマンスアートを主軸に、プロジェクトやワークショップの実施、インスタレーションや映像作品の発表などもおこなう。 花崎は自身が生きる上で、社会的・政治的・文化的に受けた影響や現代社会的な課題を独自の視点で捉え、必要な思考や取り組みを作品や活動の中に反映している。 2012年、東京藝術大学美術研究科先端芸術表現専攻修了。 2017年にはカルチャースペース「草御殿」を台北に設立し、2019年まで企画・運営をおこなった。 主な個展に「My Home, Our Treasure」(2016・台北)、グループ展に「You (We) are Beautiful!」(2020・新大久保UGO)、「藪を暴く」(2020・TOKAS本郷)、プロジェクトに「東アジア交流計画」(2016・台中)、レジデンスに「Art Action in UK」(2012・ロンドン)などがある。

李 俊陽

Jun-Yang Li

1967年台東(台湾)生まれ。 父は映画ポスター絵師。 ほぼ独学でアートを学び、映画ポスター、寺院画、看板絵、書道、台湾人形劇の人形制作、マルチメディア・インスタレーションなど幅広い表現方法を手がける。 自由で豊かな創造力と社会システムへの鋭い観察によって、伝統的な要素を取り入れながら、その境界を押し広げることを可能にしている。 台北、台中、高雄をはじめ、国内外で個展やグループ展に多数参加。 2012年と2013年、新台湾壁画隊として石巻を訪れ、壁画制作やワークショップを行った。 李にとって、絵画のスタイルは己の個性と態度が決めるものであり、技術は型にすぎない。 心の自由を発見しながら制作することが、最も大切なことだと考える。

SWOON

スゥーンの名で活動するカレドニア・カリーは、ブルックリンを拠点とし、男性中心のストリートアート界で最初に幅広く認められた女性として知られる。 1999年、プラットインスティテュートオブアートに在籍時、カリーはニューヨークの街に魅了され、アートと街の公共空間をよりアクセスしやすくするために紙の肖像画を建物の側面に貼った。 現代アートが美と相反することが多い中、カリーの作品には、美を崇高なものとして扱いながらも、被写体の暗部を探っていくような真摯さを持つ。 彼女の作品は、気まぐれさと堅実さが融合したことで知られ、おとぎ話や神話の断片、神聖な女性のモチーフなどが織り込まれている。 彼女自身の家族の歴史や、彼女の両親が薬物中毒や薬物乱用と闘ってきたことが、作品の至る所で繰り返されている。 カリーのアートの多くは幻想的である一方、リアリズムの要素がある。 そうした点は、ペンシルバニア州ブラドックでの長期的な地域活性化プロジェクトや、コンビット・シェルターを通じてハイチに耐震性の高い住宅を建設する取り組みなど、彼女の数多くの社会的な取り組みに見られる。 彼女の非営利団体であるヘリオトロープ財団は、これらの事業をさらに支援するために設立された。 現在カリーの作品は、世界中のビルの側面や、ニューヨーク近代美術館をはじめ、ボストンの現代美術研究所、テート・モダン、サンパウロ美術館といった古典的な機関に一時的あるいは恒久的に収められている。 最近では、フィルムアニメーションを使い始め、視覚的なストーリーテリングの境界線を探っている。

石倉敏明

Toshiaki Ishikura

人類学者。 秋田公立美術大学美術学部アーツ&ルーツ専攻准教授。 明治大学野生の科学研究所研究員。 これまで、インドやネパール、日本の東北地方などで聖者や山岳信仰の調査を重ね、環太平洋圏における比較神話学の研究を進めてきた。 並行して、数万年に及ぶ人類の営みにおける芸術の可能性を探究し、多様なアーティストと旅やフィールドワークをともにしながら、共同制作を行っている。 共著に『Cosmo-Eggs | 宇宙の卵—コレクティブ以後のアート』(torch press・2020年)、『Lexicon 現代人類学』(以文社・2018年)、『野生めぐり 列島神話をめぐる12の旅』(淡交社・2015年)など。 主な参加展覧会に第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示「Cosmo-Eggs | 宇宙の卵」(2019年)、「表現の生態系」(アーツ前橋・2019年)、「精神の北へ vol.10」(ロヴァニエミ美術館・2019年)など。

志賀理江子

Lieko Shiga

1980年愛知県生まれ。 2004年 Chelsea College of Art and Design(ロンドン)卒業。 08年より宮城県在住。 12年 「螺旋海岸」展(個展・せんだいメディアテーク)、15年「 In the Wake 」展(ボストン美術館)、「 New Photography 2015 」展(ニューヨーク近代美術館)、17年「ブラインド・デート」展(個展・猪熊弦 一郎現代美術館)、19年「ヒューマン スプリング」展(個展・東京都写真美術館)など。

山川冬樹

Fuyuki Yamakawa

1973年ロンドン生まれ。 横浜在住。 視覚、聴覚、皮膚感覚に訴えかける表現で、音楽、現代美術、舞台芸術の境界を超えて活動。 トゥバ共和国の伝統歌唱「ホーメイ」の名手として知られ、また自らの心臓の鼓動を電子聴診器を用いて光と音に拡張してみせるパフォーマンスや、骨伝導マイクで頭蓋骨の振動を増幅するパフォーマンスで、これまでに16カ国で公演を行う。 現代美術の分野では、マスメディアと個人をめぐる声の記憶を扱ったインスタレーション『The Voice-over』、自らが発する「パ」という音節の所有権を、一人のアートコレクターに100万円で販売することで成立するパフォーマンス『「パ」日誌メント』(2011~現在)などを発表。 ハンセン病療養所(大島青松園)や、帰還困難区域(グランギニョル未来のメンバーとして)での長期的な取り組みもある。

OUTLINE

開催概要

Reborn-Art Festival 2021-22
— 利他と流動性 —

【 会期 】

オンライン : 2021年1月6日(水) 〜
夏 : 2021 年 8 月 11 日 (水) ~ 2021年 9 月 26 日(日)
春 : 2022 年 4 月 23 日 (土) ~ 2022年 6 月 5 日(日)
※会期中メンテナンス日(休祭日)を設けます。

【 メイン会場 】

ー 夏 ー
2021年
石巻市中心市街地
牡鹿半島(桃浦、荻浜、小積浜、鮎川、and more...)

ー 春 ー
2022年
石巻地域

【 主催 】

Reborn-Art Festival 実行委員会
一般社団法人APバンク

【 助成 】

文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業

【 翻訳 】
小山ひとみ、呉珍珍(中国語簡体)、チン ユホウ(中国語繁体)

【 Web Direction 】
加藤 淳也
(PARK GALLERY)

この情報は2021年3月20日時点のものです。
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