Reborn-Art Festival

© Reborn-Art Festival 2024

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島の砦で間のあり方を考える

幕間

BIEN

DETAIL

作品の詳細

BIENは1993年東京生まれのドローイングを表現するアーティストです。ストリートカルチャー、アニメーションやフィギュアから影響を受け、これらの文化の持つ様々な表現様式を受け継いだ抽象絵画制作やインスタレーションを展開し、記号的な意味の解体と再構築を試みています。

「一面に広がるアマ(海)に浮かぶシマ(島)には時間と空間のマ(間)が象徴的に現れるという。本島とは違った時間が流れるこの網地島はたしかにマ(間)を感じさせる魅力的な島だ。その島に一直線に引かれた道の間、中央に佇むこの開発センターは〈間〉の中心点としてシェルターの機能も持ち合わせた島の砦でもある。キャラクターや文字、記号を解体することで認識の境界を描いてきたが、今回は島やそこにある〈間〉をモチーフに壁面全体にドローイングすることでここを本島と島をつなぐひとつの中継地点として間のあり方を考える」(BIEN)

※ 網地島へは網地島ラインをご利用ください。
※ 天候により欠航となる可能性があるほか、1日の船便数が限られますので鑑賞の際は予め計画を立ててご移動ください。
※ 早朝や夜間など、地域住民の方のご迷惑になる時間帯での鑑賞はご遠慮ください。

  • 網地島エリア
  • 制作年:2019
  • 公開中
  • 作品の場所:網地島開発総合センター
  • 駐車場あり

BIEN

ビエン

1993年東京都生まれ。壁画やドローイング作品を制作するアーティスト。BIENのドローイングは具象と抽象に揺れ動く、曖昧な線の連続によって描かれている。それはアニメーションやグラフィティなど、様々なサブカルチャーに見られる記号やキャラクターを解体・再構築し、新しい抽象絵画を作り出そうとする試みである。2017年のReborn-Art Festivalではスケートパークのセクションの廃材と、津波で壊れてしまった建物の廃材を利用したインスタレーション作品を発表。今回桃浦エリアでは防潮堤の真横に、防潮堤と同じ形の巨大な彫刻を作り出し、2つの防潮堤の間にドローイング作品を設置。網地島エリアでは網地島開発総合センターの壁面にドローイングを行う。

網地島エリア

牡鹿半島南西沖に浮かぶ島には、北側の網地と南側の長渡、二つの浜があります。黒潮の影響で温暖な気候のため暖帯性植物が群生し、リゾート地としても人気。東北有数の透明度を誇る網地白浜海水浴場は毎夏多くの海水浴客でにぎわいます。石巻市街地もしくは鮎川から船で渡ります。