Reborn-Art Festival

利他と流動性 [ 後期 ] 2022年8月20日 (土) - 10月2日 (日) ※ 会期中に、休祭日を設ける予定です

会場:宮城県 石巻市街地、牡鹿半島

新型コロナウィルス感染症対策について

© Reborn-Art Festival 2021-22

FOLLOW US

詩人が通い続ける部屋

room キンカザン

吉増剛造 / GOZO YOSHIMASU

DETAIL

作品の詳細

展示の準備で鮎川へ来た際、吉増剛造が常宿としていた『島周の宿 さか井』の2階の一室が展示の場所です。 金華山を望むその部屋に滞在して書かれた、新しく生まれたばかりの詩や創作の現場を垣間見ることができます。

公開時間 : 10:00〜15:00(事情により変更になる場合があります)

※ 鑑賞について個別にご相談がある場合は、島周の宿 さか井 まで問い合わせください。

  • 鮎川エリア
  • 制作年 : 2019
  • 公開中
  • 作品の場所:島周の宿 さか井
  • 駐車場あり
吉増剛造×空間現代
8月27日(土)

吉増剛造

GOZO YOSHIMASU

詩人。 1939年東京生まれ。 1945年慶応義塾大学文学部卒業。 大学在学中に詩誌「ドラムカン」に拠って、疾走する言語感覚と破裂寸前のイメージで、60年代詩人の旗手として詩壇に登場。 1964年、第一詩集『出発』刊行以来、半世紀にわたって、日本各地、世界各地を旅して、さまざまな土地の精霊や他者の声を呼び込んだ詩空間へとフェーズを変えながら、現代詩の先端を拓きつづける。 詩集に『黄金詩篇』『草書で書かれた、川』『オシリス、石ノ神』『螺旋歌』『怪物君』など多数。また『わたしは燃えたつ蜃気楼』『生涯は夢の中径――折口信夫と歩行』など多数の評論があり、朗読パフォーマンスの先駆者としても国内外で活躍。 近年は、『表紙 omote-gami 』(毎日芸術賞)などの自身の詩と組み合わせた多重露光の写真表現や、「 gozo-ciné 」と呼ばれる詩のドキュメントを表す映像作品、銅板に文字を打刻するオブジェ制作など、視聴覚をはじめ五感を研ぎ澄ませた未踏の領域を切り拓いている。 2015年文化功労者、藝術員賞・恩賜賞を贈られる。 日本藝術院会員。 2016年に東京国立近代美術館にて「声ノマ 全身詩人、吉増剛造」展、2017年から2018年に、足利市立美術館、沖縄県立博物館・美術館、松濤美術館にて「涯テノ詩聲 詩人吉増剛造展」が開催される。

鮎川エリア

市街地から車で1時間ほどで至る牡鹿半島の南端部。 奥州三霊場の一つである金華山を望む海景も見ものです。 金華山沖は黒潮と親潮がぶつかり合う世界三大漁場の要地で、かつては捕鯨基地として栄えました。 2019年中には観光施設『鮎川浜ビジターセンター』、2020年には『ホエールタウンおしか』がオープン。