Reborn-Art Festival

FOLLOW US

© Reborn-Art Festival

Reborn-Art ONLINE
鹿のゆくえ
交信・声なき声を聴くためのレッスン
鹿のゆくえ

MAKE A BIOTOPE VOL.3 / たべるものをつくる

志賀理江子

ARTIST
志賀理江子

MAKE A BIOTOPE VOL.3
たべるものをつくる

映像:18分45秒
公開日:2021年3月28日

2020年11月にビオトープの池を掘る工事をした4ヶ月後2021年3月、牡鹿半島に春の兆しがやってきた。 ビオトープは長い冬の間、湧き出る水や雪などによる水位を様々に変えた。

小野寺さんは、暖かくなったら、いよいよこの環境で食べる物を育て始めたいという。 フェルメントの事務所には、すでにビオトープに放たれる出番を待つ「うなぎ」や、「石蟹」や、「しじみ」などが飼育され、周辺にはハーブなどの種が撒かれている。

穴を掘る作業の際に出た大量の土は、2019年に宮城県を襲った台風19号の影響で大量に土が流れてしまった元の敷地内へ、戻すように運ばれた。 ここでは今後、土の中の石を取り除き、畝を立て、鹿よけのネットを整備し、蕎麦の栽培を計画している。

「痩せた土には蕎麦しかないさ」と、小野寺さんは確信を持っている。

私は、宮城県で始めて蕎麦の栽培を始めたという桃生地区の農家さんを訪ね、「夏蕎麦は犬も食わぬ」よ、と笑われたが、「確かに痩せ土には蕎麦が一番いい、まずは芽がでるか撒いてみればいいさ」と言ってくれた。 蕎麦は年2回の収穫ができる。 冬蕎麦はうまいらしい。

池の土崩れを防ぐための補強作業も、ボランティアとして行われた。 料理人、アーティスト、学生の方などが集まり、1日で1000袋の土嚢を詰めた。 この後には、植生シートを斜面に被せる作業が待っている。

日々フェルメントにて大変な作業をしながらも、食べるものをできるだけ自分で育てたい、作りたいという小野寺さんの実験場は、訪れる人々に開かれている。 こんな風に生きていけたら、という試行錯誤が場所に満ちている。

映像撮影:志賀理江子
映像編集:佐藤貴宏

作品を見る

※ この作品の鑑賞はPC環境を推奨しております。

PROFILE

作家紹介

志賀理江子

LIEKO SHIGA

1980年愛知県生まれ。 2004年 Chelsea College of Art and Design(ロンドン)卒業。 08年より宮城県在住。 12年 「螺旋海岸」展(個展・せんだいメディアテーク)、15年「 In the Wake 」展(ボストン美術館)、「 New Photography 2015 」展(ニューヨーク近代美術館)、17年「ブラインド・デート」展(個展・猪熊弦 一郎現代美術館)、19年「ヒューマン スプリング」展(個展・東京都写真美術館)など。

ART WORK

MAKE A BIOTOPE

ONLINE PROJECTS

現在オンラインで公開中の作品

ARTIST

参加アーティスト一覧

OUTLINE

開催概要

Reborn-Art Festival 2021-22
— 利他と流動性 —

【 会期 】

オンライン : 2021年1月6日(水) 〜
夏 : 2021 年 8 月 11 日 (水) ~ 2021年 9 月 26 日(日)
春 : 2022 年 4 月 23 日 (土) ~ 2022年 6 月 5 日(日)
※会期中メンテナンス日(休祭日)を設けます。

【 メイン会場 】

ー 夏 ー
2021年
石巻市中心市街地
牡鹿半島(桃浦、荻浜、小積浜、鮎川、and more...)

ー 春 ー
2022年
石巻地域

【 主催 】

Reborn-Art Festival 実行委員会
一般社団法人APバンク

【 助成 】

文化庁 国際文化芸術発信拠点形成事業

【 翻訳 】
小山ひとみ、呉珍珍(中国語簡体)、チン ユホウ(中国語繁体)

【 Web Direction 】
加藤 淳也
(PARK GALLERY)

この情報は2021年3月20日時点のものです。
新型コロナウイルスの影響等でやむを得ず変更する場合があります。
あらかじめご理解をいただければと思います。
最新情報は随時当ウェブサイトをご確認ください。