5月18日（土）より、石巻魚市場、石巻水産総合振興センター、Reborn-Art STAND、市内 3 カ所にて、RAF 参加作家が描く「インディーズフィッシュ」の原画展を開催しております。

食べにくい、小さくて扱いづらい、なじみがないなど、本来はおいしく食べられるはずなのに様々な理由から利用価値を見出せずにいる未利用・低利用魚。そんな一見メジャーではない魚たちをレアでユニークな存在である《インディーズフィッシュ》と名付け、料理人やアーティスト、研究者らと未利用・低利用魚の存在や海について知っていく活動「いただきます！石巻インディーズフィッシュ」を続けています。

このたびの展覧会では、複数の市内施設を会場に、昨年発行したポスター「いただきます！石巻インディーズフィッシュ」のために RAF 参加アーティストである小説家・朝吹真理子氏、画家・弓指寛治氏が描き下ろした原画のほか、牡鹿半島での漁の様子を描いた線画を展示。

会期後半には、現在制作中のポスター第２弾のお披露目するほか、そこに新たに描かれたインディーズフィッシュや漁の様子などの原画も展示予定です。

石巻に通う２人の作家によって生き生きと描かれた「インディーズフィッシュ」たちに出会うべく、活気あふれる市場やこの町の水産業にかかわる場所に出かけてみませんか。

会場 ①
石巻市水産物地方卸売市場（石巻魚市場）

石巻魚市場は東日本大震災時に津波の被害を受けましたが、2015 年に再建。全長 875.47 メートルの施設は世界一の長さを誇り、水産のまち石巻にとって産業的にも地域のアイデンティティとしても重要な場所として 24 時間様々な役割を担っています。ここでは、市場２階にある見学者ホールにて、早朝の市場を取材した朝吹真理子の原画を中心に展示。また、同会場内にある見学者通路からは活気あふれる市場の様子も見学できますので、ぜひ早朝にお出かけください。

期間：5 月 18 日（土）〜 6 月 23 日（日） 入場無料
※ 定休日 日曜日、祝日（このほか、5 月 22 日、6 月 12 日も休館）
時間 ：6:00〜17:00
場所：宮城県石巻市魚町2-14（2 階見学者ホール）
※ 駐車場は会場北側立体駐車場をご利用ください。

会場②
石巻市水産総合振興センター １階情報資料室

魚市場の北側には、石巻水産総合振興センターがあります。この場所は、水産業にかかわる様々な人が利用する貸しスペースのほか、情報資料室や地元の漁業関係の商品が集まるマルシェ、新鮮な魚介類を味わえる食堂が
あり、作家もこの場所を見学して石巻の水産業を学びました。フィッシュミールなどの映像が見学できるセンター１階の情報資料室では、サイズが小さいために食用として流通しないインディーズな一面もある「イワシ」の原画を中心に、RAF がここ数年取り組む未利用・低利用魚の商品をご紹介する予定です。

期間：5 月 18 日（土）〜 6 月 23 日（日） 入場無料
※ 定休日 日曜日、祝日
時間：9:00〜16:30
場所：宮城県石巻市魚町2-12-3（１階情報資料室）
※ 駐車場あり

会場③
Reborn-Art STAND

Reborn-Art Festival が石巻駅前に 2023 年 11 月にオープンした店舗では、インディーズフィッシュを使ったメニューもご提供しています。今回は原画のほか、石巻での取材の様子を振り返るラジオ番組「Reborn-Art Radio」を BGM として店内放送。また、制作中のインディーズフィッシュポスター第２弾のテーマのひとつであるイワシに着目をしたメニューを期間限定でご提供します。

期間：5 月 18 日（土）〜6 月 23 日（日） 入場無料
営業時間：月〜土曜・祝日 11：00〜21：00、日曜 11：00〜15：00
※ ラジオ放送時間は営業日の 11：00〜14：00
場所：Reborn-Art STAND JR 石巻駅構内 NewDays 石巻様隣（石巻市鋳銭場 9-1）
※ 専用駐車場はございませんので、お近くの有料駐車場等をご利用ください。

原画展限定メニュー：「イワシ（小羽こば）のタパス」400 円（税込）
食用として出回らない、約 8~10cm 以下の大きさのイワシを「小羽」と呼ぶそうです。制作中のポスター第二弾では、メジャーな魚であるイワシのインディーズフィッシュな一面を特集として紹介予定。原画展に合わせたコラボメニューとして、柔らかくオイル煮した小羽がまるっと 1 匹バケットに乗ったイワシのタパスを期間限定でご提供します。※仕入れ状況などにより、売り切れになる場合があります。